恒心会 おぐら病院 KOHSHINKAI OGURA HOSPITAL

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EMARO(エマロ)

EMAROを導入(西日本初稼働)
内視鏡外科手術支援ロボット
EMAROを導入いたしました(西日本初稼働)

当院では、平成28年6月より東京工業大学と東京医科歯科大学、両大学発のベンチャー企業であるリバーフィールドの3社で開発された、世界初となる安全性・操作性・機能性に優れている空気圧駆動型内視鏡手術支援ロボット「EMARO」を導入しました。

EMAROについて

腹腔鏡下胆嚢摘出術の様子 腹腔鏡下ヘルニア手術
EMAROのメリット
EMAROは世界初となる空気圧駆動型の内視鏡ホルダーロボットです。空気圧による柔軟で滑らかな動作のもと、上下左右、前後、回転の4自由度を有しています。
頭部にヘッドセンサを装着した執刀医が、頭を上下左右に傾けると、その動きをロボットが感知して、タイムラグなしで連動します。
これにより執刀医は、従来のように内視鏡を操作するスコピストと呼ばれる医師を介することなく、ハンズフリーで直感的に自らが望む画像を得ることができます。
またヘッドセンサの他にマニュアルスイッチによる手動操作やコンソールパネルでの操作も可能です。
より正確な手術をめざして
通常の内視鏡外科手術は、腹腔鏡下胃切除術の場合、執刀医・助手・スコピストと3名の医師で手術を行います。
「EMARO」を用いることにより、執刀医はスコピストを介する事なく、望む画像を手ぶれなしに得ることができ、より正確な手術を行うことができます。
また、スコピストの役目を「EMARO」が担うため、医師不足に悩む中小規模の病院でも内視鏡外科手術が可能となり、より多くの患者がこの手術を受けることができます。
高い知識と専門技術の進歩
内視鏡外科手術は患者に負担が少ない手術として普及が進んでいますが、従来の方式では、助手が執刀医の指示に従って内視鏡を操作するため、 コミュニケーション面や手ぶれの発生などが問題となっており、「EMARO」はこうした課題を解決するロボットとして期待されています。
内視鏡外科手術は日進月歩の技術革新がみられ、私たちコメディカルにも非常に高い知識と専門性に特化した技術が要求されております。
当院の手術室では、内視鏡外科手術の専門性を高め、安全かつ円滑に行えるよう努めます。

ハイパーサーミア(温熱療法)

高周波ハイパーサーミア(温熱療法)の導入
大隅地域では当院のみ、
高周波ハイパーサーミア(温熱療法)の導入

当院では、平成28年7月より高周波ハイパーサーミア(温熱療法)が導入されました。1回の治療時間は40分です。これは病気の種類や治療法によって異なりますが、1~2週間に1回行います。 治療の適応は、脳と眼球を除くすべての部位が可能です。大隅地域には唯一当院のみにしかない治療です。

興味のある方、詳しい情報を知りたい方は、ご相談ください。

ハイパーサーミア(温熱療法)の紹介

1.ハイパーサーミアの原理
がん組織は正常組織に比べ熱に弱いことが証明されており、がん組織は41.5℃から44℃程度の温度で死滅します。 がんは身体の表面から深い臓器に至るまでほとんどの組織にできる病気です。 温水などの普通の加温では、所定の温度(41.5℃以上)に高めることは不可能ですが、高周波エネルギーをたくみに利用することによって加温が可能です。
また、高周波をがん組織と正常組織に同時に加えても正常組織は血管が拡張して血流が増え、放熱しやすいが、がん組織はほとんどの血管の拡張がなく、血流が少ないため、蓄熱しやすく、正常組織に比べ高い温度が保てます。
ハイパーサーミアの原理
2.がんはなぜ熱に弱いか?
がん細胞は一般的に血流不足で酸素不足のため代謝が変わり、乳酸がたまって酸性に傾き、そのため熱に弱くなります。 がん細胞は相互に連絡が悪く、正常細胞のように高温に耐えられないので、死滅します。
3.治療の種類とハイパーサーミア
現在のがん治療は、外科治療、化学治療、放射線治療、免疫療法、そして高周波ハイパーサーミア治療があります。 高周波ハイパーサーミア治療は従来の治療と併用を行うことが可能です。
  • 手術
    がんを小さくしてから手術ができます。
    手術と併用して再発が抑えられます。
  • 放射線
    がん細胞の放射線感受性を増感させます。
  • 抗がん剤
    がん細胞に取り込まれやすくなります。がん細胞の抗がん剤感受性を増感させます。抗がん剤の量を軽減できます。
治療の種類とハイパーサーミア
4.どうやって加温するの?
がん病巣を中心に体表から一対の電極をセットし、8MHzの高周波を与えるキャパシティブ方式により、身体内部に高周波電流が流れ、 そのジュール熱により患部の温度を上昇させる仕組みです。

サーモトロン-RF8の特徴

  • 42℃以上
    ・がん組織の直接的致死効果
  • 40〜42℃
    ・正常細胞活性化
      (樹状細胞、NK細胞、インターフェロン-y)
    ・薬剤の取り込みの増大、エンドルフィン活性
    ・悪液室の減少
どうやって加温するの?

ハイパーサーミア室

ハイパーサーミア室
山本ビニター社
ハイパーサーミア温熱療法RF-8